夏だ!祭りだ!神輿だ!わっしょい!今年も深川八幡祭りに遊びに行きます

今回は夏だ!祭りだ!神輿だ!

という事で、東京のお祭り。
その中でも江戸三大祭にかぞえられる
東京江東区「深川八幡祭りについて書いていきます。

 

梅雨になってから肌寒い日が続いていますね。
長袖、時にはその上に上着を羽織る日もあって
「今日は何を着ればいいんだー!!」と毎日悩んでいるRITUです✨

それでも関東甲信越は8月になれば例年並みの気温になる確率が40%だそうです。
(参考:気象庁 関東甲信地方 3か月予報 6月25日発表情報)

今は寒いからか全然夏がやってくる感じがしませんが・・・。
夏がくれば、そう!祭りの季節です。
神輿に屋台に浴衣に花火。
楽しい時期がやってまいりました。

今回はそんな祭りのなかでも「江戸3大祭り」の一つに数えられ
一風変わった祭り模様を楽しめる「水かけ祭り」として有名な深川八幡祭りについて。
深川八幡祭りは東京は江東区深川で行われ、54基の神輿が深川の氏子各町をねり歩きます。

お祭りを楽しみたい人もちょっと変わった祭りを体験したい人も
夏に浴衣でお出かけする理由が欲しい方も
楽しいお祭りなので、是非一度は行ってみてほしいということで、
私の感想も交えてどんなお祭りなのか書いていきます。

 

江戸三大祭!深川八幡祭りに遊びに行くよ

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「深川八幡祭り」は俗称で正式には富岡八幡宮の例祭です。
お友達が門前仲町に住んでいるためよく遊びに行く街です。
八幡様にはお正月にも参拝しました。その時の事はこちらをご参照ください。

ritulife.hatenablog.com

 
富岡八幡宮のホームページに詳しく書いてありますので引用してご紹介します。


富岡八幡宮の例祭は8月15日を中心に行われます。
俗に「深川八幡祭り」とも呼ばれ、赤坂の日枝神社山王祭神田明神神田祭とともに「江戸三大祭」の一つに数えられています。
3年に1度、八幡宮の御鳳輦が渡御を行う年は本祭りと呼ばれ、大小あわせて120数基の町神輿が担がれ、その内大神輿ばかり54基が勢揃いして連合渡御する様は「深川八幡祭り」ならではのものです。
(中略)
深川のお祭りは「ワッショイ、ワッシヨイ」の伝統的な掛け声と「水掛け祭」の別名通り、沿道の観衆から担ぎ手に清めの水が浴びせられ、担ぎ手と観衆が一体となって盛り上がるのが特徴で、江戸の粋を今に伝えるお祭りとして、多くの人々によって大切に受け継がれています。

深川八幡祭り富岡八幡宮HP)より引用

本祭りでは54基の神輿がでるわけですが、
富岡八幡宮の前の道路6車線まるまる交通規制がかかり封鎖されます。

またその54基が富岡八幡宮の氏子各町を練り歩くため
練り歩く距離は8キロ、54基が連なっていくため
一番初めの神輿から、一番最後の神輿まではなんと2キロ!
全ての神輿が通るまでは1時間半もかかるそうです。

私は大概、担ぎ手か友人とともにいるため、そんなに長い(距離も時間も)なんて今回初めて知りました。
びっくり!!

お祭り当日の日はたくさんの神輿とはんてんを着た担ぎ手が見られます。
背中にそれぞれの町内会の文字が書いてあるので見ているだけでも楽しいです。

ちなみに本祭りは今は3年に一度。
昔は毎年行われていたそうなんですが、交通規制や影響などを考えて3年に一度になりました。

じゃぁそれ以外の年はお休みなのか?というとそういうわけでもなく。
本祭り→御本社祭り→蔭祭り→本祭り→・・・
と順番にやってきて、それぞれ違いがあります。

本祭りは先述したとおりです。
御本社祭りは氏子各町の神輿ではなく「二ノ宮神輿」を担ぎ、深川の街を練り歩きます。
蔭祭りは子供達が神輿を担ぎます。

御本社祭りで担ぐ二ノ宮神輿はちなみに重さは2トン!(ふつうは1トンないかと思います)
ちなみに重いのは神輿本体というより、それを支える担ぎ棒です。
普段は富岡八幡宮の境内に飾られていますのでいつでも見る事ができますよ。

ちなみに日本一大きな神輿は「一ノ宮神輿」これも富岡八幡宮の境内に飾られています。
この一ノ宮。昔は担いでいたそうなんですが・・・。
今は担ぐと電線に引っかかるそうです。これだけでどれだけ大きいか想像できると思います。
(すごい・・・)

こちらは御本社祭りの様子です。

 
 
 
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深川八幡祭り(水かけ祭り)凄い!! #深川八幡祭り2018 #水かけ祭り #まつりおとこ #水害 #楽しい週末でした

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祭りの意味

深川八幡祭り富岡八幡宮のお祭りのため氏子各町を練り歩くわけですが、
「氏子(うじこ)」ってその地に住んでいるだけで氏子って知ってました?
引っ越しても「神様!私。氏子になりましたのでこれから宜しくお願いします。」なんて
隣近所への挨拶みたいに神社に行く人はきっと少ないと思うんですが。

神社の氏子区域(テリトリーみたいなもんです)に住んでいて祭りに参加すれば
その神様のご加護を得られるそうですよ。
祭りって「祀る」の名詞形だから、本来は神を祀るその儀式なんですって。
(神様の事を考えずにはしゃいじゃってたヨー)

深川八幡祭りがそもそも「水かけ祭り」と呼ばれるのも神様に関係するんです。
神輿には神様がのっていらっしゃいます。
そして各町会を回るわけですが、その神輿に「水」をかけることで
神輿を「清める」という意味があるそうです。

私は恥ずかしながら初めは「夏だし暑いからね。担ぎ手さんに水をかけているんだな」と思っていたのですが
担ぎ手ではなく「神輿」に水をかけていたみたいです。
(もちろん知り合いが担いでいれば、皆さん全力で知り合いに水をかけますが(笑))

だから冷夏の場合も水をかけるのは必須。その時はできる限り担ぎ手に配慮してかけていました。

ちなみにですが、門前仲町が地元の友達は祭りと言えばこの「水かけ祭り」です。
「お神輿には水をかえるのが当たり前」という常識だったらしいです。
だから、夏に他の場所で神輿を担いでいる光景をみて、いつまでも「水」をかけない姿に首をかしげ
「水をかけないのが一般的」と知るとカルチャーショックを受けていました(笑)
(全く、その常識にこっちがカルチャーショックだよー。)

彼女にとっちゃぁ↓こんな祭りが当たり前なんです。
すごいんだけどこっちがカルチャーショックでしょ?(笑)

神輿を担ぐ見る際の注意点

そんな神輿を担ぐ際の注意点です。
私も担ぐ事になった際に友達のお父さんに教えていただいてはじめて知ったのですが。

神輿は神様がいらっしゃるので
・神輿には乗らない
・神輿を上から見ない(神様を見下ろすことになります)

と教えてもらいました。
他のお祭りだと神輿に人がのっている姿を見かける場合もありますが、
深川八幡祭りではご法度だそうです。
また見やすいからといって歩道橋の上から見るのも本来はダメみたい。

そのお祭りによって流儀があると思うので
お祭りに参加する場合は地元の方の想いを一度聞いてみると良いと思います。

悪気なく歩道橋の上から神輿を見ようとするところでした。
思いがけず流儀に逆らう事はあるかもしれないけれど、流儀を知っているか知らないかはとても大切だと思います。
お祭りはその地元の方が何十年、何百年と引き継いできた想いがあると思います。
参加するからには、できる限り敬意を表したいです。

ちょっと変わった祭りを体験したい人にオススメスポット

水かけ祭りというだけでも今まで体験したことない人にとってはとても面白いと思います。
しかし8キロもあればね。やはり「見どころ」というもののが随所にあります。
迫力が違いますので、その「見どころ」をご紹介。

富岡八幡宮を出発して深川をぐるりと8キロ練り歩き、富岡八幡宮に戻ってくるわけですが。

12時頃に永代橋を通ります。
まずここが見どころですね。遮るものが一切ないので圧巻です!
(ちなみに揺れますので注意してください)
祭りの後ろに高層ビル群と青い空。新旧入り混じった光景がたまりません。



次は佐賀町会からの渾身の一撃!
トラックの荷台にためた水を豪快に大の大人達が容赦なくおみまいします(笑)
この全力具合を見てください。

 
 
 
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三年に一度の水掛祭り。胸熱。 #深川八幡祭り2017

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そして永代通り富岡八幡宮までもう少しというところで待ち構えているのは「深川消防庁永代出張所」
こちらでも消防士さんがポンプ車2台で待ち構えています(笑)
ポンプ車による水かけはなかなか見る事ができないのでオススメ。

 
 
 
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家の近所の祭り。ぶっとびすぎ。笑 #深川八幡祭り2017#ひたすら水を掛け合う祭り#来年から参加決定

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2019年の主役は子供たち

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深川八幡祭りを知って祭り男、祭り女の血が騒いでいる頃でしょうか?
今年は何祭りなのか・・・。

今年は「蔭祭り」
大人ではなく担ぎ手は子供たちです。

本祭りよりも経路は短くなり、神輿ももちろん子供用の小さ目の神輿です。
(本祭りを見た後に見るととても小さく見えますが、それでもそれなりの大きさがあります)

子供たちがわっしょいわっしょいと神輿を担いでいる姿は微笑ましいです。
だいたい小学生低学年までが子供神輿。
背丈ものび背伸びしたい年頃の小学生高学年になると大人神輿を担いでいる気がします。

しかし、子供神輿だからといってあなどることなかれ。
水は容赦なくかけられます(笑)
だってこのために、道や各家の前にポリバケツに水をためて準備していますから。

本祭りに比べるとインパクトは小さくなりますが、
逆にあまり濡れたくないな、とか浴衣ででかけたいと思っている人にはむしろこの蔭祭りのほうがいいかも。
本祭りに参加すれば「濡れる」のではなく「びしょ濡れ」になります。

おめかしなんぞした日には「ゲリラ豪雨の中を1時間歩いたのかな。この人は」なんて感じに
髪も化粧も全て崩れますので。
きちんと「本祭り」用の対策が必要です。

可愛らしい子供神輿の様子。水かけは容赦ありません。

 
 
 
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#子供神輿連合渡御 #深川八幡祭り2016 #連合神輿渡御 #神輿 #豊洲 #japan #tokyo 子供たちへの伝統継承

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2020年は担ぎ手として参加しよう。担ぎ手になるには?

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お待ちかねの本祭りは来年2020年に行われます。
オリンピックも重なる事からどうなるかは今から未知数。

ここまで読んでくれた方はうずうずしてきたかもしません。
見るのも良いですが、せっかく参加するなら来年は「担ぎ手」として参加することがオススメ。

町内会で募集があったりするようなのですが、
一番簡単なのは深川に住んでいる友人や知人に紹介してもらう事です。
私も友達のお父さんが町内会の役員なので、「担ぎたいー!」の一言だけで全て用意していただけました。
(半纏からお風呂まで何から何までありがとうございます。)
自分のオリジナルではなくその町内会の半纏などを着用する決まりがありますので、注意が必要です。

あとは神社や観光協会などに連絡も1つの手。
担ぎ手が足りない町内会もありますので相談に乗ってくれると思います。

ちなみに友達のお父さんに聞いた話だと「町内会」がない神輿が1基あるそうです。
それは「深濱」。
深川浦漁業組合が持っていた神輿。つまりは漁師さんの神輿です。
深川浦漁業組合は解散してしまったようなのですが、今でもその保存会があり神輿を担ぎます。

深濱の特徴はなんといってもその神輿のデカさ!
54基の中では一番のデカさを誇ります。特に現在の神輿の一代前は大きかったみたいで
「深濱」の神輿は常に54基の最後を飾っていたそうです。
(なぜならデカすぎて進むスピードが遅いから)
現在は神輿の順番はその年によりランダムで、深濱が一番初めを飾る事もあります。

だから、どこからか聞きつけた人が頼み込んで神輿を担ぐということもあったそうですよ。


神輿は担いでみたい。でも・・・
「男性の中に混じっていっしょに担ぐなんで恥ずかしいわ。」
なんて悩みがある奥ゆかしい淑女の皆様に朗報です。

本祭りでは女性のみが担ぐ「女神輿」の時間があるんです。
男性に交じると背丈の関係上どうしても高さが合わず肩に担ぐことができないのですが、
(神輿を上下にワッショイワッショイと担ぐので肩の高さが合わないと重いのですよ。。。)
女性だけなら肩の高さも合うので、きちんと担ぐ事ができます。
また、祭り女は独特の色っぽさもあるので格好良くて素敵なんです。
気になる人に姉御肌な所を見せちゃうのも有りかもしれません。

 

祭りを満喫したら屋台にせんべろに まだまだ一日は終わらない

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祭りを満喫したら、屋台を楽しみましょー!
お祭りの日はたくさんの屋台がでています。
この写真はお正月の時の写真ですが、それに負けないくらいの屋台がでます。

もうここからは濡れませんのでね。
美味しい食事も美味しいお酒も楽しむことができます♪

屋台以外にも深川、門前仲町は飲み屋街ですから。
ちょっとこじゃれた店もありますが、昔からあるような居酒屋も最近できた飲み屋も。
もう選びたい放題。やりたい放題ですから。

せんべろのお店がたくさんあるのも嬉しいところです。
意外に大通りから一本入ったところに隠れてあったりしますから宝探し感覚で是非ウロウロしてみてください。

まとめ

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今回は深川八幡祭りについて書いてきました。
この夏、いつもと違った体験をしてみたい方にオススメです。

江戸っ子たちの祭りにかける情熱を肌で感じて一度担ぎ手として参加したら祭り男、祭り女の血が騒ぎ出します。

是非江戸三大祭りにも数えられる、下町深川の深川八幡祭り、水かけ祭りとも呼ばれるお祭りを楽しんで下さい。

【参考・参照サイト】
深川八幡祭り
深濱保存会の神輿