新築の際にシンボルツリーは必要?植物が与えるメリットデメリット

今回は不動産の外見の部分であるエクステリアについて書いていこうと思います。
「外構」「エクステリア」そんな風によばれていますが
認知度はいまだに低い気がします。

住宅街を散歩していても、おうちによりその力のいれようは大きく異なります。
そんなエクステリアのなかでも、
今回は「シンボルツリー」と呼ばれる樹木は必要なのか?について。
そのメリット、デメリットを交えて書いていこうと思います。

 

植物である以上、避けては通れない「虫問題」「お手入れ問題」
それらの問題とも植えてしまえば向き合わなくてはいけません。

そんな問題と向き合うのであれば「そもそも植物はいらいない!」
そんな意見があるのも知っています。
(私も虫は嫌いだし、基本的に植物を世話すると枯らす女です(笑))

それでも私は個人的に「シンボルツリー」や樹木は個人の住宅であっても
あった方がいいと思っています。

何故私がそう思っているのか、あくまでも個人的な意見ですが
是非「メリット」と「デメリット」その両方を知ってもらえたら嬉しいです。

 

はじめに

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こんにちはRITUです✨

皆さんの今住んでいるおうちは一戸建てですか?マンションですか?

私は今はマンションですが、実家は一戸建てでした。
そして実家のシンボルツリーはモクレン
小さいながら庭もありましたので年に数回植木屋さんにお願いしてお手入れをしてもらっていました。
植木屋さんを呼ぶとしても細々としたお手入れ、枯葉を拾ったり草むしりは自分たちでやっていていました。

だから私にとっては一戸建ての家であれば
シンボルツリーがある事もそのお手入れをする事も割と当たり前の事だったんです。

・・・・といっても、世話をしていたのはもちろん母。
私はたまに草むしりに駆り出されるだけだったので、
偉そうなことを何一つ言える資格はありません(笑)

草むしりに駆り出され、蚊にさされまくり、
一緒に草をむしっていた母は無傷な事に釈然としない思いを抱えていた。
そんな思い出があります(笑)


まぁ、我が家の事はいいのですが。

最近、先輩のご自宅に遊びに行く機会があり
「シンボルツリー」についての話というか愚痴を聞きました。

先輩は中古の3階建ての家を都内に購入。
都内の3階建てですから、よくある間取りです。
1階は駐車場と一部屋。2階はLDK。3階は寝室。
都内ですから、庭もありません。

そんなおうちなのになんで「シンボルツリー」に不満があるのかと思うじゃないですか。

先輩が不満なのはポストの後ろ、建物の脇にひっそりとたたずむ樹木。
とにかくその手入れが嫌みたいなんです。


私はその話を聞いて自分の当たり前と違っていたから、
とにかく衝撃でした。

「・・・え?これが?・・・・1本だよ?」

と思ったのですが、先輩と同じように「手入れが嫌だ!」と
思っている人は結構多いのだと後日植木屋さんに聞き、少し考えさせられることになったのです。

外観1
ちなみに先輩のお悩みのシンボルツリーはこんなやつ。

緑は欲しい。葉も落ちず手入れもいらない樹木が。

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先輩にも言える事なのですが植木屋さんにも聞いた
最近よくある要望は・・・

「住宅を建てるなら確かに緑は欲しい!ただし葉も落ちず手入れも不要なものがいい」

というもの。

・・・・ジャイアンか!!!
それを聞いた時の私の率直な感想です(笑)

植物はご存じのとおり生きています。
たとえ常緑樹であっても葉は落ちるものです。

ちなみに常緑樹と落葉樹の違いは以下の通りだそうです。

常緑樹

四季を通じて常に緑葉を保っている樹木。落葉樹に対する語。
ただし各葉は幾年間も枯死しないのではなく,寿命は種類にもよるが1年から数年ぐらいで枯死落葉し,次々に新しい葉がつくられていくので落葉現象が目立たない。
カシ,シイなどの常緑広葉樹と,マツ,モミなどの常緑針葉樹があり,針葉樹を除き温帯の低山地,亜熱帯,熱帯に多い。

ブリタニカ国際大百科事典
落葉樹

毎年秋になると全部の葉が落葉して越年する樹木をいう。
広葉樹はその例が多いが,なかでもサクラ,モミジが著しく,イチョウもその一つである。
針葉樹ではカラマツ,ラクウショウ (ヌマスギ) などがその例である。
カシワなどのように葉が枯れても必ずしも全部落葉しない植物もある。
なお熱帯地方などでは寒冷季に対してでなく,乾季に向って落葉を起すものがある。

ブリタニカ国際大百科事典

常緑樹でも、そりゃぁ葉っぱも落としますよ。生きてますから。
多分、全く葉が落ちない植物があるとしたらイミテーションのものだけだと思います。

葉が落ちる以外にも成長しますから、成長のスピードにもよりますが
定期的な剪定も必要になります。


こんな風に樹木を植えればついて回る手入れ問題として「葉が落ちる問題」と「剪定問題」があります。

だから、新築を建てる際も一定の割合で「緑は一切りません」そういう方がいるそうです。
これは土地が「ある」「ない」に関わらずです。
土地があって庭を作れるスペースがある場合も「不要」と思われる方はいるみたい。

樹木(シンボルツリー)によるメリット

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「緑は欲しいけど・・・手間を考えるとなぁ」とか
「植物の必要性が分からない」そんな意見もあるみたいですが。
まずは私が思う樹木(シンボルツリー)があることにより生まれる
メリットについて書いていこうと思います。


以前にエクステリア業者の人の話を聞く機会があり、その話を聞いて以来

「家を建てるなら絶対に植物やエクステリアにお金をかけた方がいい!!

と思った事があります。

まずはこの2つを見比べてください。

外観21

ちょっとうろ覚えの中作ったパースだからうまく伝わるか自信がないですが(笑)
この2つの家だったら右側のタイルがはってある家の方がお値段的にお高くなります。

多分100万単位で違う金額になると思います。
その上で「どちらが素敵に見えますか?」そんな風に聞かれたんです。

私の答えは「断然、左側の植栽がたくさんある家!」でした。
タイルが貼ってある方は良い悪いじゃないけど私には無機質な感じで寂しく思ってしまったんです。
それよりは「左側の植栽が豊かな方」が住みたくなる、帰りたくなる家でした。

そういえば振り返って考えてみると私が住宅街を散歩していても「素敵だな」と思う家は、
シンボルツリーが青々としていて、花々が咲き誇っているようなそんな家ばかりでした。

同じ建物でもエクステリア、植栽が違うだけで与える印象は大きく異なります。
ちなみに新築を建てる場合、エクステリアに充てる費用は建築費用の10%が相場だそうです。

マイホームの価値を高める

こんな風に植栽があるかないかで同じような形、デザインの家であっても
人に与える印象は大きく異なります。

それ以外にも「シンボルツリー」ま自分たちだけの家の価値を高める効果もあります。
さんざん話してきてなんですが、まずはシンボルツリーの意味からはじめにお伝えしようと思います。

シンボルツリー

庭の中心となる樹木。その庭の印象を決める重要な役目を持つので、樹形や葉の色、花などが美しいものや好みの木を選ぶとよい。

園芸用語辞典

庭の印象を決める大事な木ですが、狭い東京などでは玄関前などに家のシンボルとなる樹木を植える事が多いように思います。
記念樹のようなものですね。

他にもお子さんが生まれたらその記念に「一緒に成長できるように」という思いをこめて樹木を植える事もあるとききます。
子供の出産の記念樹と言えば果樹のイメージを勝手にもっていたのですが
(なんでだろう?私の食い意地がはっているから?(笑))

調べてみると、その植物にちなんで色々な意味があったので一部を抜粋させて紹介します。


クスノキ
枝を切ってもすぐ伸びる生命力から男児の誕生祝に最適とされる。

キリ
女の子が生まれるとキリを植え、嫁入り時にこれを切ってタンスをつくり持たせたほど成長が早い。

ムラサキシキブ
紫色の可憐な実をつけることから紫式部の名がつけられ、賢い女の子に育つようにとの意味をこめる。

コデマリ
子供の将来が、健やかで無数の喜びに巡り合う事を願う。七五三に。

モモ
モモ太郎の話に秘められた魔除け。モモの節句にも。

ナンテン
「難を転ずる」ことから、多くの祝い事に登場する。七五三にも。

記念樹に相応しい植木一覧


キリの樹木とかなるほどなぁと思って勉強になりました。
どちらにしろ自分たちと子供たちと共に成長していく樹木は
「自分たちだけの」マイホームの価値を高める素敵なシンボルツリーになりそうです。

街そのものの価値を高める

樹木を植える事で自分たちにとっての価値を高められる事を書いてきましたが
それ以外にも「街そのものの」価値も樹木、エクステリアによって変わると私は思っています。

以前に「まちづくりを意識して分譲された」分譲地と、
その隣にあった「まちづくりを意識せず効率的に分譲された」分譲地を見比べたことがあります。

その違いはあきらかでした。「まちづくりを意識して分譲された」分譲地の方は
道路も曲線が多用され、混雑緩和の為、十字路を避けて計画されていました。
そのため区画数は当然「効率的に」分譲された方が多く、
おそらく土地の金額も「まちづくりを意識して分譲された」分譲地の方が高いと思います。

けれども住むなら絶対こっちだなと。一緒にいた方全員一致の意見になりました。

これは区画にもかかわる事なので「樹木」だけのはなしではないのですが、
樹木については写真で見てもらってもその価値が伝わると思います。
※これらの写真は私が実際に見た分譲地とは異なります。

まずは樹木が少なく手入れもされていない分譲地。
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次に自宅だけでなく共有スペースにも樹木が植えられた分譲地。
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やはり私は植物が豊かできちんとお手入れされている街の方が魅力的に映ります。

共有スペースも植栽を植えるとなると、そのお手入れや美しさを継続する方法などに関しては
色々な手間も生じてくるとは思うのですが、

樹木は「自分たちの家」だけでなく「街そのものの価値」に大きく影響を与えるんだなぁと思います。

樹木(シンブルツリー)によるデメリット

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樹木が自分たちの家やまちに価値を与える事は書いてきましたが
メリットがあれば当然デメリットだってあります。

植物だって生きています。
お手入れやこまめなお世話が必要になってきます。


ちなみに20歳以上の男女600人に「理想の庭」についてアンケートをとったところ

現在庭がある人がもし引っ越すとしたら庭が必要か?
という問に対して不要と答えた人は全体の3割。

現在庭がない人にもし引越すとしたら庭が必要化?
という問に対して不要と答えた人は全体の7割。

そして何故不要なのかという問いに対し一番多かった回答は
「手入れが大変」という回答だったようです。


そんな風に手入れが大変だからと思われている庭、樹木。
そんな樹木のデメリットについて書いていきます。

虫問題

まずは避けては通れない問題。そう「虫問題」です。

小っちゃい時はカブトムシとか、それこそダンゴ虫だって触れた私ですが
年ごろを迎え、年齢を重ねた今、苦手な生き物No1です。

樹木である以上シンボルツリーも虫がつきます。
花が咲くものや果実がなるものなどは特にその香りから虫がつきやすいものも多いとか。
だから、虫がつきにくいシンボルツリーを選ぶのも一つの手です。

しかし、なかには鳥が食べる果実をつける木もあります。
そういった鳥を呼べば毛虫や雑草の種もたべてくれるらしいです。

これは聞いてびっくりしたのですが、
手のひらほどの大きさのシジュウカラという鳥はなんと1年で
12万5千匹もの毛虫を食べます。

す、すごくない!?
ちっちゃい体のくせになかなかの大食いです。

だからこそ、そういった鳥が好むような植物を植えるのもいいと思います。
お休みの日に小鳥の鳴き声で目を覚ますなんて想像するだけで素敵ですよね。


あとは、虫対策として大きな効果があるのが
剪定です。どんな木だって成長します。

そのまま放置すれば、そりゃぁもう「もさっ」としてきます。
「もさっ」としてきたら風の通りも悪いし、虫にとったらパラダイスですよ。

その前に見た目もすっきりさっぱりと定期的な散髪をしてあげると良いと思います。
ちなみに剪定はプロに任せた方がいいですが、
落葉樹は11月~2月、常緑樹は5~6月に剪定する事が多いみたいです。

外国人は手入れが好きで日本人は手入れが嫌い?

さて続いては「お手入れ問題」
先輩もこの「お手入れ」が憂鬱なようでした。

このお手入れはどんなシンボルツリーを選ぶかにより大きく変わってくるとは思います。

落葉樹であれば、葉が紅葉し落葉します。
常緑樹であっても1年ほどで葉は入れ替わりますのでやはり落葉します。

お手入れと考えていてふと思ったのですが、
海外ってお休みの日にはし芝生を刈ったり、フェンスを塗り替えたり
こまめに住居者がメンテナンスをしているイメージがありませんか?

これって別に海外の人がお手入れ好きで、日本人が手入れが嫌いなわけではないんです。
海外では手入れをすることにより物件の価値は上がり、自分が購入した金額よりも高く売ることが可能です。
しかし日本では20年から40年ほどで建物の価値がなくなり、
戸建て住宅の場合は土地のみの価値になります。

詳しくはこちらの記事の抜粋をご参照ください。


中古住宅に対する買い手の認識も日本とは全く違うようだ。
「新築よりも中古の方がリスクが小さいとみられています」。
新しい開発地の新築住宅は、建物の不具合の有無や周囲にどのような住民が住むかわからず、植栽など街並みも未成熟なため、リスクが大きいと判断されるという。
築年数が50年を超す木造住宅の売買も珍しくない。

(中略)

次に日本の状況を調べた。戸建て木造住宅は通常、築20~25年程度で無価値と評価されるようだ。
30年の住宅ローンで購入すれば、返済を終える前に資産価値はなくなってしまう。

(中略)

「日本では住宅を『買う』と言いますが、住み替えが頻繁な米国では『投資』という意識が強く、買ったら終わりではなく、高く転売できるように購入後はメンテナンスするのが常識です」

(中略)

戦後復興期や高度成長期に建った住宅の多くは性能が低く、「築20年で無価値」でもバブル崩壊までは宅地価格の上昇でカバーされたため、問題にならなかった。
だが、その後、建物の質や耐久性が大幅に向上しているのに、評価方法は変わらず、資産価値が築年数に応じて一律に下落する状況が続いている。

小松さんは「日本では建物はいずれ無価値になるという前提に立つから、メンテナンスはしない、だから実際に価値が下がるという悪循環に陥っています。欧米とは対照的です」と指摘した。

日本の家、なぜ資産にならない 取引情報乏しく(2015/3/4 日本経済新聞 朝刊)より引用

日本でも質や耐久性が上がっていることから、見直されストック住宅市場が創造されていますが、
まだまだその考え方が根深く日本人に残っています。

また中古住宅よりも新築住宅を建てたほうがいいという意識も根深いため
海外のように自分が住んでいる住宅の価値を高めるために、手入れをしようと思う人は少ないかもしれません。

でも、ストック住宅が今後海外のように大きな市場になっていくと考えられている今
手入れをして自分たちで自分たちの家の価値を高める行動をしていくという考え方に変わっていく必要があるかもしれません。

シンボルツリーは必要か?

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さてシンボルツリーがあることによるメリット・デメリットについて書いてきました。
まとめるとこんな感じでしょうか。

メリット
・自分の家の価値を高められる
・自分がすんでいるまちの価値を高められる

デメリット
・虫の対策のために樹木の種類を選んだり、剪定をする必要がある

シンボルツリーを植えることにより、剪定や落ち葉の処理をする必要はあります。
しかし、そのお手入れをすることにより、
自分の家の価値やまちの価値を高めることが将来的にできるとしたら
私はシンボルツリーを植えてみる事をオススメします。


どうしても手間だなぁと思う方は、シンボルツリー1本だけにして
他はタイルなどのメンテナンスフリーガーデンにするなど工夫をするとお手入れが楽になると思います。
(メンテナンスフリーガーデンについては次の章の「虫、お手入れが苦手な方へメンテナンスフリーガーデン」で詳しく書きます。)

シンボルツリー種類

虫対策にしろ、剪定や落ち葉の処理にしろどんな樹種を選ぶかが大きく関わってきます。
植木屋さんやエクステリア業者さんに要望を伝えて自分の望む樹木を選ぶと良いと思います。

ここでは代表的なシンボルツリーをいくつか紹介したいと思います。

ベーシックなシンボルツリー シマトネリコ

まずは一番シンボルツリーとして植えられているんじゃないかな?と思う樹木。
シマトネリコ」からご紹介していきます。

常緑樹(半常緑樹)であり株立のため他に樹木がなくても
それだけで華やかになりつつも、葉が小さいため軽やかな雰囲気でおしゃれな樹木です。

夏には花を咲かせ、秋には実がなります。

生命力がとても強く虫や暑さ寒さにもある程度耐えます。
(関東より南であれば問題なく育つ植物です。)

ただし生命力が強いことから気を抜くと
いつの間にか「わさわさ」してきてます。
シマトネリコはものによっては20mまで成長する樹木なんです。

そのため爽やかなシンボルツリーを維持するためには剪定が必要です。
センスも必要になるため植木屋さんにお願いするほうがいいかもしれません。


ちなみに余談ですが私が長いこと「シマトネリコ」を「シマトリネコ」だと思っていました。
(はずかしいにゃー)

落葉樹 ヤマボウシ

さて次は落葉樹の中からオススメをご紹介。
ヤマボウシは落葉樹ならでは「新緑」「花」「実」「紅葉」と季節によってその姿をかえ楽しませてくれる樹木になります。

あまり背が高くならないため(10m程度)庭木として利用されるようになったそう。
丈夫で和風の家にも洋風の家にもマッチします。

ちなみに実は甘みがあって美味しいそうですよ。
現代人はあまり食べないため、森などでは主に猿に食べられているそう。

常緑樹 ソヨゴ

次は常緑樹の中からオススメをご紹介。
波上の葉が「そよそよ」と風に揺れることからその名がついた「ソヨゴ」

株立の樹木で白い花を咲かせ、秋には赤い実をみのらせるそうです。

あまり背が高くならないため(7m程度)狭い場所にも適しています。
また成長が遅いため剪定の手間があまりかかりません。
剪定に弱い部分もあるため素人はうかつに手を出さないほうがいいかもしれません。

虫にも強く日陰でも育てることができます。

【番外編】虫、お手入れが苦手な方へメンテナンスフリーガーデン

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シンボルツリーは植えた。
でもこれ以上は面倒を見れない!!

そんな方にオススメなガーデンスタイルについても軽くふれたいと思います。

昔は一戸建てを建てたらお庭を作って、芝生を植えて、お花を育てて。
そんなイメージがありました。

2019年の「理想の庭」についてのアンケートではその「理想の庭の使いみち」についても語られています。
そのベスト5は以下のようになりました。
※現在庭がなく戸建てに住む方の理想の使いみちを抜粋しています。

1位:家庭菜園ができる
2位:ガーデニングができる
3位:ウッドデッキがある
4位:BBQやガーデンパーティができる
5位:大きな駐車場がある

この理想の使いみちをみると庭でくつろいだり、友人を呼んだり家族で楽しみたいのかなと思います。
(シンボルツリーだけの世話でいっぱいいっぱいだよという人は1位、2位の要望は薄いと判断しています。)

そんな方は庭をウッドデッキやタイルで地面を覆い雑草が生えてこないようにするのがオススメです。
プランターをいれる場所を作っておけば、そこで家庭菜園やガーデニングも楽しめます。

かつメンテナンスも楽なのでオススメです。
イメージはこんな感じ。

おしゃれだなぁ。



まとめ

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今回は新築の際にシンボルツリーは必要かどうかについて書いてきました。
シンボルツリーは家族の思い出にも、自宅やまちの価値を上げる上でも大きな要素になっていくと思います。

だからいらないよ〜と思っている方も是非もう一度だけ考えてもらえたら嬉しいです。

不動産は一度建てれば、数十年とそこにあり続けます。
自分だけでなく、自分の子供や「まち」の景観の財産になるものだと私は思っています。

たかが木ですが、その影響は大きいです。

まずはシンボルツリーだけでもチャレンジして、
自分たちと共に成長するその樹木に愛着を持ってもらえたらうれしいです。

皆さんが素敵なシンボルツリーと出会えることを願っています。

【参考・参照サイト】
庭木(植木)の剪定の時期は?生長期前や休眠期直後が適期?
シマトネリコ(島十練子)
ヤマボウシ(山法師)
ソヨゴ(冬青)
【調査】理想の庭は「大きな駐車場」31.2%、「家庭菜園」29.5%!